うなぎの仕入れルート完全ガイド
国産うなぎを安定的に調達する方法
この記事の結論
- うなぎの仕入れルートは、養殖業者からの直接仕入れ、水産問屋・卸売業者経由、FC本部経由の3つに分かれます。
- うなぎの仕入れ価格は時期・産地・取引量で大きく変わるため、最新の相場を複数の仕入れ先で確かめて比べます。
- 安定して仕入れるには仕入れ先を最低2社確保し、繁忙期の分は2〜3ヶ月前に手配しておくことが大切です。
うなぎ専門店を開業するうえで、最も重要な経営課題の一つが「仕入れルートの確保」です。国産うなぎの供給量は限られており、仕入れ先の選定を間違えると品質の低下やコスト増に直結します。本記事では、うなぎの仕入れ3ルートの比較、国産vs輸入の品質差、安定仕入れのポイント、そして猫家FCの仕入れの仕組みまで徹底解説します。
目次
1. うなぎ仕入れの3つのルート 2. 国産うなぎと輸入うなぎの品質差 3. うなぎ仕入れの価格相場【2026年版】 4. 安定仕入れを実現する5つのポイント 5. 個人店が仕入れで苦戦する理由 6. 猫家FCではうなぎの仕入れを本部が担う 7. よくある質問(FAQ)うなぎ仕入れの3つのルート
うなぎの仕入れルートは大きく3つに分かれます。それぞれにメリット・デメリットがあり、店舗の規模や経営方針に合わせて選択する必要があります。
ルート1:養殖業者からの直接仕入れ
鹿児島・宮崎・愛知・静岡などの養殖業者と直接取引するルートです。中間マージンがないため最も安価に仕入れられる可能性がありますが、一定のロット(最低注文量)が求められます。新規の個人店が直接契約を結ぶのは容易ではなく、信頼関係の構築に時間がかかります。
ルート2:水産問屋・卸売業者経由
豊洲市場などの水産問屋や専門の卸売業者を通じて仕入れるルートです。少量からの注文が可能で、個人店でも利用しやすいメリットがあります。ただし中間マージンが乗るため、養殖業者直接より10〜20%高くなります。また繁忙期(土用の丑の日前後)は品薄になりやすく、安定供給に不安が残ります。
ルート3:FC本部経由の仕入れ
フランチャイズ本部が一括で仕入れ、加盟店に供給するルートです。本部のスケールメリットにより低価格かつ安定供給が最大の強み。仕入れ先の選定・品質管理・価格交渉をすべて本部が担うため、オーナーは調理と販売に集中できます。
| 比較項目 | 養殖業者直接 | 問屋経由 | FC本部経由 |
|---|---|---|---|
| 仕入れ価格 | 最安 | やや高い | 安い |
| 最低注文量 | 多い | 少量OK | 少量OK |
| 安定供給 | 契約次第 | 繁忙期は不安定 | 安定 |
| 品質管理 | 自分で選べる | 問屋に依存 | 本部が管理 |
| 新規参入しやすさ | 難しい | 容易 | 加盟で即可能 |
国産うなぎと輸入うなぎの品質差
うなぎの仕入れで最も重要な判断の一つが「国産にするか、輸入にするか」です。価格だけでなく、品質・安全性・お客様の評価にも大きく影響します。
国産うなぎの特徴
日本国内の養殖場は水質管理・餌の品質・養殖密度が厳密にコントロールされています。その結果、国産うなぎは脂のノリがよく、身が厚く、臭みが少ないのが特徴。主な産地は鹿児島県(全国の約40%)、宮崎県、愛知県一色町、静岡県浜名湖エリアです。
輸入うなぎ(中国産・台湾産)の特徴
中国産うなぎは価格が国産の半額〜6割程度と安価です。近年は養殖技術が向上し品質も改善されていますが、脂のノリや身の締まりでは国産に及ばないのが現状。台湾産は中国産より品質が高い傾向にありますが、流通量が少なく安定仕入れが難しい側面があります。
品質がリピート率に直結する
うなぎ専門店において、うなぎの品質はリピート率に直結します。初期費用を抑えたい気持ちはわかりますが、客単価の高いうなぎ業態では品質への投資がそのまま売上に返ってきます。
プロのアドバイス
うなぎ専門店を開業するなら、メインは国産うなぎを使用することを強くおすすめします。仕入れ価格は高くなりますが、リピート率の向上と口コミ評価の差で中長期的に大きなリターンが得られます。
うなぎ仕入れの価格相場【2026年版】
公的な市場統計で、うなぎの卸売価格の動きを見てみましょう。価格は時期・産地・取引量によって変動します。
| 時期 | うなぎの平均単価(1kgあたり) |
|---|---|
| 2025年2月 | 5,420円 |
| 2025年(年間) | 4,054円 |
| 2026年2月 | 3,397円 |
出典:名古屋市中央卸売市場「生鮮水産物品目別・出荷地別・市場別取扱高」(本場・北部市場計)。市場での卸売価格で、お店の実際の仕入れ値は仕入れルートや取引量によって変わります。
土用の丑の日の前は需要が集中します。名古屋市中央卸売市場では、2025年7月のうなぎ取扱量が6月の約5倍になりました。年間を通じて安定した価格で仕入れるには、養殖業者との年間契約や、FC本部のネットワークを活用するのが有効です。
原価率の目安
たとえばうな重の販売価格を3,000円、うなぎの仕入れ原価を1,500円とすると、うなぎだけで原価率は50%になります。ご飯やタレなども加えるとさらに上がるため、価格設定と1食あたりの粗利額をあらかじめ計算しておくことが大切です。
安定仕入れを実現する5つのポイント
うなぎの仕入れで最も避けたいのは「品切れ」です。お客様が来たのに商品がないという事態は、信頼を一気に失います。安定仕入れを実現するための5つのポイントを解説します。
ポイント1:仕入れ先を複数確保する
1社だけに依存すると、その業者の供給が止まった時点で営業に支障が出ます。メインの仕入れ先+サブの仕入れ先を最低2社確保しておきましょう。養殖業者と問屋の組み合わせが理想的です。
ポイント2:年間契約で数量を確保する
養殖業者と年間契約を結ぶことで、繁忙期でも優先的に供給を受けられます。月間の仕入れ数量をあらかじめ契約しておけば、価格の安定化にもつながります。
ポイント3:在庫と発注を計画的に管理する
うなぎは仕入れ価格の変動が大きく、供給が一時的に不安定になることもあります。複数の仕入れ先を確保し、予約状況や過去の販売データから発注量を決めることで、欠品と廃棄ロスの両方を防げます。
ポイント4:繁忙期の仕入れを早めに手配する
土用の丑の日の前後は全国的にうなぎの需要が急増します。繁忙期の2〜3ヶ月前には追加発注をかけておきましょう。ギリギリの手配では品質の良いうなぎが確保できなくなります。
ポイント5:品質チェックの基準を明確にする
仕入れたうなぎの品質を毎回チェックする習慣をつけましょう。身の厚み・色つや・臭い・脂のノリの4項目をチェックリスト化し、基準を下回る場合は仕入れ先に改善を要求します。品質管理を怠ると、知らないうちに商品の質が下がりリピート率に影響します。
個人店が仕入れで苦戦する理由
うなぎ専門店を個人で開業する場合、仕入れに関する課題は想像以上に大きいものです。主な理由を3つ解説します。
理由1:取引量が少なく交渉力が弱い
個人店の月間仕入れ量は数十kg程度。一方、養殖業者にとって主要取引先は月間数百kg〜数トン規模の大手チェーン。少量取引の個人店は価格交渉で不利になりやすく、結果として仕入れコストが高くなります。
理由2:繁忙期に後回しにされる
土用の丑の日の前後、養殖業者や問屋は大口取引先を優先します。個人店への供給は後回しにされがちで、最も売れる時期に品質の良いうなぎが手に入らないという事態が起こりえます。
理由3:品質の見極めに経験が必要
うなぎの品質は養殖場・時期・サイズによって大きく異なります。目利きの経験がないまま仕入れを始めると、品質のばらつきに悩まされることになります。信頼できる仕入れ先を見つけるまでに1〜2年かかるケースも珍しくありません。
猫家FCではうなぎの仕入れを本部が担う
猫家フランチャイズでは、うなぎの仕入れは本部が担います。上で紹介したような仕入れ先探しや価格交渉を、加盟店が自分で行う必要はありません。
扱うのは特大サイズの国産うなぎ(通常の約1.25倍)です。仕入れがしっかりしているので、値段はお店ごとに自分で決められます。大手チェーン店より安い値段で出しても、利益が出せる仕入れです。
うなぎは、蒸し方や焼き方ひとつで味が大きく変わる、むずかしい食材です。猫家FCでは、そこも含めて、うなぎ屋に必要なことを研修とマニュアルでお教えします。
猫家FCの加盟条件
加盟金は150万円(保証金込み)、ロイヤリティは売上の4%です(最初の3店舗はモデルケースとして3%)。
仕入れを本部にまかせて、うなぎ店を始めませんか?
猫家FCなら、うなぎの仕入れは本部が担います。
加盟金150万円(保証金込み)。うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで教えます。
ご相談は無料です