うなぎグルメ ダイエット 健康 2026年6月10日

うなぎはダイエットに向いている?/
栄養価とカロリーから見る正しい食べ方【栄養士監修】

うなぎは「太りそう」というイメージとは裏腹に、高タンパク質23g・DHA/EPA豊富・各種ビタミン豊富な栄養食材です。一方で、蒲焼100gあたり285kcalと決して低カロリーではないのも事実。本記事では、栄養士監修のもと、うなぎの栄養価とカロリーを科学的に解説し、ダイエット中でも罪悪感なく食べられる「正しい食べ方」を伝授します。ご飯量の調整・白焼き/蒲焼の選び方・他の高タンパク食材との比較まで網羅。

うなぎとダイエットの関係(結論:賢い食べ方なら可)

「うなぎはカロリーが高いからダイエット中は避けたほうがいい」と思っていませんか?実は、うなぎは栄養価の高さからダイエット中でも十分に活用できる食材です。重要なのは、食べる量・組み合わせ・タイミングを正しくコントロールすること。

結論:うなぎはダイエットに「条件付きで」向いている

「うなぎ単体」と「うな重」を分けて考える

ダイエットの観点で重要なのは、うなぎ単体は栄養食材として優秀でも、うな重・うな丼の形では炭水化物のご飯がカロリーを押し上げるという事実です。うな重一人前(うなぎ100g+ご飯250g)は700〜900kcalに達します。ダイエット中はご飯量の調整で総カロリーをコントロールするのが王道のアプローチになります。

うなぎの栄養価とダイエット効果(タンパク質・DHA・EPA)

うなぎはなぜ「栄養の宝庫」と呼ばれるのでしょうか。主要栄養素を文部科学省『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』のデータをもとに見ていきましょう。

うなぎ蒲焼100gあたりの栄養成分

栄養素 含有量(100g) ダイエットでの役割
エネルギー 285kcal
タンパク質 23.0g 筋肉維持・基礎代謝向上
脂質 21.0g うちDHA・EPAが豊富
炭水化物 3.1g 低糖質
ビタミンA 1,500μg 皮膚・粘膜の健康維持
ビタミンB1 0.75mg 糖質代謝サポート
ビタミンB2 0.74mg 脂質代謝サポート
ビタミンD 19μg 骨・筋肉の健康維持
ビタミンE 4.9mg 抗酸化作用

ダイエット中に注目すべき3栄養素

第一にタンパク質23g。これは鶏もも肉(19g)、サバ(21g)を上回る含有量で、ダイエット中に不可欠な筋肉維持に貢献します。第二にDHA・EPA。青魚と並ぶ豊富さで、悪玉コレステロール(LDL)低下・中性脂肪減少効果が報告されています。第三にビタミンB1・B2。糖質・脂質の代謝に関わる栄養素で、ダイエット中の代謝サポートに有効です。

うなぎが「夏バテ防止食」と呼ばれる理由

うなぎが土用の丑の日に食べられる理由は、ビタミンB群が代謝を高め、疲労回復に効果的だからです。ダイエット中はカロリー制限で疲れやすくなりがちですが、うなぎを取り入れることで、エネルギー代謝を維持しながら減量を進められます。

うなぎ蒲焼のカロリー・PFCバランス

ダイエットの基本はPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の管理です。うなぎ蒲焼のPFCバランスを詳しく見ていきましょう。

うなぎ蒲焼100gのPFCバランス

栄養素 含有量 カロリー 構成比
タンパク質(P) 23.0g 92kcal 32%
脂質(F) 21.0g 189kcal 66%
炭水化物(C) 3.1g 12kcal 4%
合計 285kcal 100%

「高タンパク・高脂質・低糖質」食材

うなぎは炭水化物わずか3.1gと低糖質ですが、脂質21gが全カロリーの3分の2を占めます。これは脂質中心の食材という意味ですが、その脂質の多くがDHA・EPAなどの「良質な脂質」なので、適量を取る分にはダイエットに有益です。糖質制限ダイエット(ロカボ・ケトジェニック)と相性が良く、ご飯を抜いてうなぎだけ食べるという選択も理にかなっています。

うなぎ単品とうな重の比較

形態 カロリー タンパク質 炭水化物
うなぎ蒲焼100g 285kcal 23.0g 3.1g
うな重一人前(ご飯250g込) 700〜900kcal 28〜30g 95〜100g
うな丼一人前(ご飯200g込) 650〜800kcal 26〜28g 75〜80g

うな重とうな丼のカロリーの大半はご飯由来です。ご飯250gで約420kcal、200gで約340kcalがかかります。つまりダイエット中は、うなぎではなく「ご飯」をコントロールすればよいということになります。

ダイエット中のうなぎの食べ方5つのコツ

コツ1:ご飯量を半分に減らす

最も効果的なカロリーカット法がご飯量の調整です。並盛(250g)→ 小盛(125g)にするだけで210kcal削減できます。これだけでうな重一人前を500〜600kcal台に抑えられ、ダイエット中の夕食としても問題ないレベルになります。

コツ2:たれを控えめにする

うなぎのたれは砂糖・みりんが主成分で、大さじ1で約30kcal、糖質約7gと意外と高糖質です。お店で「たれ少なめ」をオーダーする、自宅では蒲焼を電子レンジで温め直す際にたれを最小限にする、などの工夫で50〜100kcalカットできます。

コツ3:夜よりも昼に食べる

うなぎは消化に時間がかかる高脂質食材のため、就寝前の食事には不向きです。ランチで食べれば、午後の活動でカロリーを消費できます。「土用の丑の日のお昼にうな重」という伝統的な食べ方は、栄養学的にも理にかなっています。

コツ4:野菜と組み合わせて食物繊維を補う

うなぎは食物繊維がほぼゼロです。きゅうり・小松菜・ほうれん草の小鉢を添えることで、満腹感を高め、血糖値の急上昇を抑えられます。きゅうりの酢の物・お吸い物(ねぎ・三つ葉入り)など、伝統的なうなぎ料理の付け合わせは栄養学的にも完成度が高い組み合わせです。

コツ5:週1〜2回までを目安にする

うなぎは栄養豊富ですが、カロリー・脂質・ビタミンAが多いため、毎日食べる食材ではありません。ダイエット中は週1〜2回までを目安にし、それ以外の日は鶏むね肉・サバ・豆腐などの低カロリー高タンパク食材を活用しましょう。

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うな丼・うな重は食べていい?ご飯量の調整法

「ダイエット中だけどうな重が食べたい!」というときの、ご飯量別カロリー早見表を紹介します。

ご飯量別うな重カロリー早見表

ご飯量 ご飯カロリー うな重合計カロリー(うなぎ100g) 糖質量
大盛(350g) 588kcal 873kcal 130g
並盛(250g) 420kcal 705kcal 92g
小盛(150g) 252kcal 537kcal 55g
少盛(100g) 168kcal 453kcal 37g

具体的なダイエット中の食べ方

ご飯を玄米・もち麦ご飯に変える

ご飯の質を変えるだけで、ダイエット効果はさらに高まります。白米→玄米/もち麦ご飯にすることで、食物繊維が増え、血糖値の上昇が緩やかになります。GI値の低い炭水化物は脂肪として蓄積されにくく、満腹感も持続します。詳細はうなぎの美味しい食べ方もご参照ください。

白焼き・蒲焼きどちらがダイエット向き?

うなぎには「蒲焼」と「白焼き」の2種類があります。「白焼きの方がヘルシー」というイメージは実は誤解で、栄養成分を比べると意外な事実が見えてきます。

白焼きと蒲焼の栄養比較(100gあたり)

項目 うなぎ蒲焼 うなぎ白焼き
カロリー 285kcal 300kcal
タンパク質 23.0g 20.7g
脂質 21.0g 25.8g
炭水化物 3.1g 0.1g
食塩相当量 1.3g 0.3g

カロリーは白焼きの方が高い

意外にも、白焼きの方が蒲焼よりカロリーが高い(300kcal vs 285kcal)のが事実です。これは白焼きはたれを使わない分、うなぎ本来の脂質がそのまま残り、調理過程でも水分が抜けることで100gあたりの脂質量が増えるためです。「白焼き=あっさり」というイメージは見た目から来る誤解です。

糖質制限なら白焼きが圧勝

一方で、糖質量を見ると白焼きは0.1g、蒲焼は3.1gと圧倒的に白焼きが低糖質です。糖質制限ダイエット(ロカボ・ケトジェニック)を実践している方には白焼きが向いています。たれの糖質約7gが加わる蒲焼と比べ、白焼きを塩・わさび・醤油少々で食べれば、ほぼ糖質ゼロのタンパク質・脂質食材として活用できます。

ダイエット目的別おすすめ

うなぎ以外の高タンパク質食材との比較

ダイエット中の食材選びの参考に、うなぎを他の高タンパク質食材と比較してみましょう。

高タンパク質食材の比較表(100gあたり)

食材 カロリー タンパク質 脂質
うなぎ蒲焼 285kcal 23.0g 21.0g
鶏むね肉(皮なし) 108kcal 23.3g 1.5g
鶏もも肉(皮なし) 116kcal 19.0g 5.0g
サバ 211kcal 20.6g 16.8g
133kcal 22.3g 4.1g
マグロ赤身 115kcal 24.8g 1.4g
豚ヒレ肉 118kcal 22.2g 3.7g
牛もも肉(赤身) 176kcal 21.9g 10.7g
木綿豆腐 73kcal 7.0g 4.9g
142kcal 12.2g 10.2g

カロリー効率ではうなぎは中堅

純粋にタンパク質をカロリーあたりで効率よく摂りたいなら、鶏むね肉・マグロ赤身・豚ヒレ肉が最強クラスです。うなぎは脂質が多い分カロリーは高めですが、それを補って余りある栄養素(DHA・EPA・ビタミンA・D)の総合力が魅力です。

うなぎが優れている点

ローテーションで賢く取り入れる

ダイエット中の食材選びは「毎日同じ」ではなくローテーションが鉄則です。平日は鶏むね肉・豆腐・卵で低カロリーに、週末や疲れた日にうなぎでビタミン補給と精神的満足を得る、というメリハリのある食べ方が継続性のあるダイエット戦略になります。国産うなぎの栄養価も合わせてご参照ください。

栄養士からのアドバイス

ダイエット中は「我慢」よりも「賢い選択」が成功の鍵。うなぎのような栄養価の高い食材を週1〜2回取り入れることで、栄養不足・代謝低下・モチベーション低下を防げます。完全に避けるより、量とタイミングをコントロールする方が長期的に成果が出ます。

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よくある質問(FAQ)

うなぎはダイエットに向いていますか?
うなぎは高タンパク質(100gあたり23g)・良質な脂質(DHA・EPA豊富)を含む栄養食材で、賢い食べ方を選べばダイエットに活用できます。ただし蒲焼100gあたり285kcalと決して低カロリーではないため、ご飯量を半分にする・たれを控えめにする・夜よりも昼に食べるなどの工夫が必要です。
うなぎ蒲焼のカロリーは100gで何kcal?
うなぎ蒲焼のカロリーは100gあたり285kcalです。タンパク質23.0g、脂質21.0g、炭水化物3.1gで構成されており、高タンパク質・高脂質食材に分類されます。意外にも白焼きは100gあたり300kcalとさらに高カロリーで、脂質量も多くなります。ダイエット中はうな丼ではなくうなぎ単品で量を管理する食べ方が向いています。
白焼きと蒲焼ではどちらがダイエット向き?
カロリーだけで言えば蒲焼(285kcal/100g)の方が白焼き(300kcal/100g)より低カロリーです。白焼きは「あっさり」のイメージがありますが、たれの糖質が含まれない分、うなぎ本来の脂質がそのまま残るため、実はやや高カロリーになります。ただし白焼きは糖質ほぼゼロのため、糖質制限ダイエット中の方には白焼きが向いています。
うな重・うな丼を食べてもダイエットは大丈夫?
うな重・うな丼一人前は700〜900kcalと高カロリーになります。ダイエット中は、ご飯量を半分(並盛→小盛)にすることで200kcal前後カットできるため、これが最も効果的な調整法です。ご飯を半分にすればうな重一人前で500〜600kcalに収まり、夕食としても許容範囲内になります。
うなぎはダイエット中に何回まで食べていい?
うなぎは栄養価が高い反面カロリーも高いため、ダイエット中の頻度は週1〜2回までを目安にしましょう。土用の丑の日のような特別な日に食べるご褒美として位置づけるのが理想的です。タンパク質目的なら鶏むね肉(108kcal/100g)、青魚目的ならサバ(211kcal/100g)など、より低カロリーな選択肢も組み合わせると効率的です。