この記事の結論
- 副業FCは、自分がいなくても回る仕組みがあり、初期投資を抑えられ、本部が何を担うかがはっきりした業態を選ぶのが基本です。
- 会社員は平日の日中に店にいられないため、現場を任せられる人材の確保がいちばんの壁になります。
- 始める前に、勤務先の就業規則で副業が禁止されていないかを必ず確認する必要があります。
副業フランチャイズへの関心が急増している背景
副業としてフランチャイズを考える会社員が増えています。背景には以下の社会的変化があります。
- 副業解禁の広がり:厚生労働省が副業・兼業を推進する「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を改定し、大企業でも副業を認める流れが加速しています
- 物価・教育費の上昇:給与だけでは将来が不安という危機感から、複数の収入源を持つ「複業」志向が広まっています
- 定年延長・老後資金不足:50代・60代が「退職後の収入源」としてFCを検討するケースが増加しています
- テイクアウト需要の定着:コロナ禍を経てテイクアウト専門の小規模店舗モデルが一般化し、少人数でも回せる飲食FC参入の障壁が下がりました
ポイント
副業FCへの関心が高まる一方、正確な情報は少ない。だからこそ、正しい知識を持って動いた人が一歩先に出られます。
会社員が副業FCで失敗する3つのパターン
副業FCへの関心と「実際に成功すること」は別の話です。多くの会社員が陥りがちな失敗パターンを先に理解しておきましょう。
失敗① 現場を任せられる人材を確保できなかった
会社員は平日日中に店舗にいられません。優秀な店長を雇えなければ、オーナー不在の店舗は品質低下・売上減少のリスクにさらされます。採用・定着の難しさを過小評価しているケースが最も多い失敗です。
失敗② オペレーションが複雑な業態を選んだ
調理工程が多い・仕込みが毎日必要・ランチ・ディナーで別オペレーションが必要——こういった複雑な業態は、店長に高いスキルを求めます。副業として軌道に乗せるには、オペレーションがシンプルで誰でも再現できる仕組みが不可欠です。
失敗③ 就業規則を確認せずに始めてしまった
勤務先の就業規則で副業が禁止・制限されているのに、確認しないまま始めると、あとで勤務先とのトラブルになるおそれがあります。なお、FCは法人でなければ加盟できないとは限らず、個人事業主として加盟できる本部もあります。始める前に必ず就業規則を確認し、届け出や許可が必要かどうかを勤務先に確かめておきましょう。
副業FCで成功するための3条件
① 「任せられる」仕組みがある業態を選ぶ
副業FCで成功している人の共通点は、自分がいなくても回る仕組みが最初から業態に組み込まれていることです。マニュアル化が徹底されており、調理経験のない人でも短期間で業務を習得できる業態が理想です。
② 初期投資を抑え、早期黒字化できる
副業の場合、大きなリスクは取りにくい。初期投資500万円以上・黒字化まで1年以上かかるモデルは、副業としては負担が大きすぎます。小さな資金で始めて早期黒字化を目指せるモデルが副業向きです。
③ 本部が何を担うかがはっきりしている
本業がある以上、集客・採用・仕入れをすべて自分でこなすのはむずかしいものです。本部が何を担い、何を自分でやるのか(仕入れ・研修・集客・採用など)は本部によって違うので、契約前に確かめておきましょう。
副業で考えやすい業態の比べ方
副業FCとして考えやすいかどうかは、「オペレーションのむずかしさ・初期投資・時間の拘束」の3つで比べると整理しやすくなります。順位ではなく、業態ごとの特徴として見てください。費用や手間は本部・物件・地域によって変わるため、必ず各社の条件で確かめましょう。
| 業態 | 初期投資の考え方 | 運営の特徴 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| うなぎ屋FC(猫家) | 加盟金150万円(保証金込み)。物件・設備費は別途 | 店内でのご提供に加えてテイクアウト・デリバリーも取り入れ、席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすい。うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで教え、うなぎの仕入れは本部が担う | 副業で始めるなら、現場を任せられる人の確保が必要 |
| コインランドリー | 機器や内装にまとまった費用がかかる | 人を常駐させない形が多い | 立地選びがむずかしく、費用を回収するまで時間がかかることもある |
| 無人販売・自動販売機 | 比較的小さく始めやすい | 補充や管理にかかる時間は少なめ | 1か所あたりの売上は小さく、副収入にするには台数や場所を増やす必要がある |
| 飲食店(イートイン型)FC | 客席の内装や厨房など、費用が大きくなりやすい | ランチ・ディナー・仕込み・接客など工程が多い | 複数のスタッフの管理が必要で、オーナーが現場にいない運営はむずかしい |
副業FCと脱サラ独立の違い
| 比較項目 | 副業フランチャイズ | 脱サラ独立 |
|---|---|---|
| 収入の安定性 | 高い(給与+店舗収入) | 低い(店舗収入のみ) |
| 経営に使える時間 | 限られる(週末・夜間) | フルタイム |
| 失敗したときのリスク | 小さい(給与がある) | 大きい(無収入になる) |
| 必要なオペレーション設計 | 店長に任せる仕組みが必須 | 自分で現場に入ることも可能 |
| スケールのしやすさ | 2〜3店舗が上限になりやすい | 多店舗展開が可能 |
「最初は副業として始め、軌道に乗ったら独立」という考え方もあります。給与収入がある間に店舗経営を学び、安定したら脱サラするという段階的なアプローチは、リスクを抑えながら独立を目指す現実的な戦略です。
副業で考えるときの猫家FCの特徴
ここでは、副業として考える場合に知っておきたい猫家FCの特徴を整理します。猫家は、店内でのご提供に加えてテイクアウトとデリバリーも取り入れているうなぎ屋です。
① 値段をお店ごとに自分で決められる
猫家FCは仕入れがしっかりしているので、値段はお店ごとに自分で決められます。大手チェーン店より安い値段で出しても、利益が出せる仕入れです。
② テイクアウトも取り入れてオペレーションをシンプルにできる
席数が少ないお店なら、接客・テーブル回転・食器洗いの負担も小さく抑えられます。うなぎは、蒸し方や焼き方ひとつで味が大きく変わる、むずかしい食材です。猫家FCでは、そこも含めて、うなぎ屋に必要なことを研修とマニュアルでお教えします。
③ 「うなぎ」という専門性
うなぎは、ラーメン・カフェ・居酒屋などとは違う「専門店」のジャンルです。出店を考える地域に、うなぎを出すお店がどれくらいあり、どんな値段で出しているかは、候補地を考えるときに自分の目で確かめておきましょう。
④ 猫家FCの加盟金150万円(保証金込み)という参入のしやすさ
副業として経営する場合、初期投資が大きすぎると本業や家計への負担が重くなります。猫家FCの加盟金は150万円(保証金込み)、ロイヤリティは売上の4%(最初の3店舗はモデルケースとして3%)です。物件取得費・内装工事・設備費は別途かかるため、総額で資金計画を立ててください。
猫家FCで本部が担うこと
- うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで教える
- うなぎの仕入れは本部が担う→仕入れ先を自分で探さなくていい
- 物件の条件を見ながら、候補地をいっしょに考える