うなぎ屋の立地選びと商圏調査
高単価業態は一等地でなくていい理由【2026年版】
この記事の結論
- うなぎは目的来店型の高単価商材で原価率も高いため、家賃の高い一等地より「見つけてもらえる立地」で十分です。
- 商圏調査では、商圏人口、うなぎの価格帯を受け入れる客層、競合の状況、駐車場の有無の4点を必ず確認します。
- 家賃は想定売上に対する比率で判断し、原価率の高いうなぎ屋は家賃をできるだけ低く抑えるほど経営が安定します。
「飲食店は立地が9割」とよく言われます。しかしうなぎ屋の場合、この常識をそのまま当てはめると高い家賃で利益を失うという結果になりかねません。うなぎは「わざわざ行く」動機が働く高単価商材であり、必要な立地条件が一般的な飲食店とは異なるからです。本記事では、うなぎ屋に適した立地の考え方と、契約前に必ず確認すべき商圏・物件の条件を解説します。
目次
1. うなぎ屋に「一等地」が必要ない理由 2. 商圏調査で確認すべき4つの条件 3. うなぎ屋特有の物件チェック項目 4. 家賃は「売上に対する比率」で判断する 5. 猫家FCの立地に関する考え方 6. よくある質問(FAQ)うなぎ屋に「一等地」が必要ない理由
飲食店の立地戦略は、業態によって最適解が変わります。うなぎ屋の場合、一等地の高い家賃を負担することが不利に働くケースが多くあります。
理由1:わざわざ来てもらえる商材である
うなぎは目的来店型の商材です。「うなぎが食べたい」と思った人が、店を探して来店します。通りすがりの客に頼るカフェやファストフードとは、集客の構造が根本的に違います。
理由2:原価率が高く、家賃を吸収できない
うなぎ屋は仕入れ値が高く、原価率が高めです。ここに一等地の高い家賃が乗ると、利益がほとんど残りません。家賃は売上が落ちても発生し続ける固定費であり、高原価業態にとっては特に重い負担になります。
理由3:来店頻度が高くない
うなぎは日常的に毎日食べるものではありません。通行量の多さが売上に直結しにくいため、通行量に応じて高くなる一等地の家賃に見合うリターンが得にくい構造です。
立地選びの基本方針
うなぎ屋は「見つけてもらえる立地」であれば十分で、「通りかかってもらう立地」である必要はありません。家賃を抑えて利益を守るほうが、この業態には合っています。
商圏調査で確認すべき4つの条件
一等地が不要とはいえ、どこでも良いわけではありません。次の4点は必ず確認してください。
条件1:商圏人口と世帯
一定の人口がなければ、目的来店型でも客数は確保できません。徒歩・自転車圏だけでなく、車で来られる範囲まで含めて商圏を考えます。うなぎは高単価商材のため、商圏はやや広めに取れます。
条件2:客層(うなぎに支払う層がいるか)
人口が多くても、うなぎの価格帯を受け入れる客層がいなければ成立しません。ファミリー層・シニア層・世帯収入の傾向などを確認します。贈答需要を狙うなら、その文化がある地域かも重要です。
条件3:競合の状況
近隣のうなぎ専門店の有無を確認します。ただし競合がいる=悪いとは限りません。その地域にうなぎの需要が存在する証拠でもあるためです。重要なのは、価格帯や業態が重なるかどうかです。
条件4:駐車場の有無
見落とされがちですが重要です。うなぎは車で来店される割合が高い商材です。特に持ち帰りやファミリー利用では、駐車できるかどうかが来店の可否を決めます。
うなぎ屋特有の物件チェック項目
商圏が良くても、物件が業態に適さなければ意味がありません。うなぎ屋には固有の要件があります。
| 確認項目 | なぜ重要か |
|---|---|
| 排煙・換気ダクト | うなぎを焼くと大量の煙が出る。設置できない物件は営業困難 |
| 匂いに関する制約 | 近隣(特に住居)への配慮が必要。トラブルの主因になる |
| 電気・ガスの容量 | 焼き台や冷蔵設備の稼働に足りるか |
| 給排水の状況 | 衛生管理と保健所の許可要件に直結する |
| 物件の用途制限 | 飲食店営業が可能な物件か。契約前に必ず確認 |
| 搬入経路 | 食材や資材など、まとまった量の搬入がしやすいか |
最重要は排煙
うなぎ屋の物件選びで最も多い失敗が排煙設備の見落としです。後から設置しようとしても、建物の構造上できないケースがあります。契約前に必ず、ダクトの設置可否と近隣への影響を確認してください。設備の詳細はうなぎ屋の厨房設備と初期投資で解説しています。
小さなお店でも売上を確保しやすいうなぎ屋
猫家FCはテイクアウトやデリバリーも取り入れているため、席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすいモデルです。
加盟条件をご確認ください。
家賃は「売上に対する比率」で判断する
立地の良し悪しを「便利かどうか」で判断すると、判断を誤ります。数字で判断することが重要です。
家賃比率という考え方
家賃は、想定売上に対して何%になるかで評価します。うなぎ屋は原価率が高めなので、家賃比率をより低く抑えるほど経営が安定します。
「良い立地だが家賃が高い」は危険
立地が良ければ売上は伸びるかもしれません。しかし家賃は売上が落ちても変わりません。想定どおりの売上が出なかったとき、高い家賃が経営を圧迫し続けます。立地への投資は、失敗したときに逃げ場がない支出です。
小さく始めれば選択肢が広がる
必要な面積が小さいほど、候補となる物件は増え、家賃も抑えられます。小さな面積で成立する業態であれば、一等地以外にも十分な選択肢があります。
猫家FCの立地に関する考え方
猫家は、蒸してから焼く関東風のうなぎ屋のフランチャイズです。店内でのご提供に加えて、テイクアウトやデリバリーサービス(Uber Eats・出前館など)も取り入れています。
席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすい
テイクアウトやデリバリーも取り入れているため、席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすいのが特徴です。この記事で解説したとおり、小さな面積で始められれば、物件の選択肢は広がります。
候補地を本部といっしょに考える
物件の広さや家賃、設備などの条件を見ながら、候補地を本部といっしょに考えます。物件選びは開業の成否を左右するため、一人で抱え込まずに相談できることはFC加盟の実務的なメリットです。
自分のうなぎ屋を持ちたい方を募集
猫家FCは、自分のうなぎ屋を持ちたい方を募集しています。まだ加盟店はなく、最初の3店舗を募集中です。加盟金は150万円(保証金込み)、ロイヤリティは売上の4%(最初の3店舗はモデルケースとして3%)。加盟条件は、無料相談でくわしくご説明します。
まずは、お気軽にご相談ください
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