開業ガイド 開店準備 2026年版 2026年9月27日

うなぎ屋の開店1か月前からの準備
直前期にやることを時系列で整理【2026年版】

この記事の結論

  • 開店1か月前に許認可と仕入れを確定し、3週間前に告知を始め、2週間前に訓練、1週間前に最終確認をします。
  • 告知は工事の完成を待たずに始めることが大切で、Googleビジネスプロフィールの登録や工事中の店頭の掲示が有効です。
  • 初日の仕入れ量は判断が難しいため、できれば事前予約を受け、確定した数量を土台に決めるのが安全です。

物件が決まり、工事が始まると、開業は一気に現実味を帯びます。しかしこの直前1か月の段取りを誤ると、開店してから苦しむことになります。特に多いのが「工事の完成を待ってから告知を始め、開店直後に客が来ない」というパターンです。本記事では、開店1か月前から当日までにやるべきことを時系列で整理します。

開店1か月前:許認可と仕入れの確定

保健所の営業許可

飲食店の営業には保健所の営業許可が必要です。施設の完成後に検査を受ける流れになるため、工事のスケジュールと連動します。申請から許可までの期間は地域によって異なるため、早めに保健所へ相談してください。

食品衛生責任者の確保

営業には食品衛生責任者を置く必要があります。講習の日程には限りがあるため、直前に慌てないよう早めに受講しておくべき項目です。必要な手続きはうなぎの資格・免許ガイドをご覧ください。

仕入れの最終確定

初回の発注量と納品日を確定させます。開店直後の売上は読みにくいため、量は保守的に設定し、追加発注できる体制を確保しておくのが安全です。

その他の届出

開店3週間前:告知を始める

ここが最も重要なポイントです。多くの人は工事完了を待って告知を始めますが、それでは遅すぎます。

なぜ早く始めるのか

認知は時間をかけて広がるものです。開店当日に告知を始めても、その日に来る客はいません。工事期間中から情報を出すことで、開店日に「知っている人」を作れます。

この時期にやること

工事中の店頭は最高の広告

毎日その前を通る人が「何ができるんだろう」と気にしている時期です。何屋がいつ開くのかを掲示するだけで、開店前から認知が始まります。

開店2週間前:オペレーションの訓練

実際の手順を通しで確認する

設備が入ったら、仕込みから提供までを実際に通してみることが必要です。頭で分かっていることと、実際に動けることは別です。

確認すべきポイント

確認項目見るべきこと
調理時間1本あたり何分かかるか。ピーク時に何本さばけるか
動線調理・包装・受け渡しの流れに無駄がないか
設備の稼働焼き台・冷蔵庫・換気が想定どおり動くか
レジ・決済会計の流れと、キャッシュレス決済の動作確認
容器・包装商品に合っているか。作業しやすいか

焼きの処理能力を把握する

うなぎ屋では焼きの処理能力が売上の上限を決めます。1時間に何本焼けるかを事前に把握しておかないと、繁忙時に破綻します。

記録の仕組みを準備する

販売数・廃棄・温度管理の記録は、開店初日から始めるべきです。後から始めようとすると、結局始まりません。

開店1週間前:最終確認

初日は「多め」でも「少なめ」でもリスク

仕入れ量の判断が最も難しいのが初日です。売り切れれば機会損失、余れば高単価食材の廃棄——どちらに振れても痛手です。可能であれば事前予約を受け、確定した数量を土台にしてください。

完璧を目指さない

開店初日にすべてを完璧にすることは不可能です。安全(衛生・火気)と、許認可だけは絶対に落とさない——それ以外は走りながら改善する、という割り切りが現実的です。

うなぎ屋の開業を考えている方へ

猫家FCでは、うなぎ屋に必要なことを研修とマニュアルで教え、うなぎの仕入れは本部が担います。
物件の条件を見ながら、候補地もいっしょに考えます。

開店後1か月にやること

数字を取り始める

日別の販売数・原価率・廃棄量・現金残高を記録します。この最初の1か月のデータが、その後の仕入れ計画と経営判断の土台になります。

オペレーションを調整する

実際に営業してみると、想定と違う点が必ず出ます。動線・仕込み量・営業時間を実績に合わせて調整してください。

来店客を次につなげる

開店直後の客は最も貴重な見込みリピーターです。LINE登録などの導線を必ず用意し、次の来店につなげてください。開業1年目の詳細はうなぎ屋開業1年目に起きることをご覧ください。

猫家FCで本部が担うこと

開業準備はやるべきことが同時並行で進むため、初めての方には負荷の高い期間です。猫家FCで本部が担うのは、次の3つです。

候補地をいっしょに考える

物件の条件を見ながら、候補地をいっしょに考えます。

うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで

うなぎは、蒸し方や焼き方ひとつで味が大きく変わる、むずかしい食材です。そこも含めて、うなぎ屋に必要なことを研修とマニュアルでお教えします。

うなぎの仕入れは本部が担う

うなぎの仕入れは本部が担うため、開業時に個人で仕入れ先を開拓する必要はありません。

まずは、お気軽にご相談ください

猫家FCは自分のうなぎ屋を繁盛させたい方を募集しています。
加盟条件について、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

開店の告知はいつから始めるべきですか?
工事期間中から始めるべきです。認知は時間をかけて広がるため、開店当日に告知を始めてもその日には客は来ません。工事中の店頭に「◯月◯日オープン うなぎ専門店」と掲示するだけでも、開店前から認知が始まります。
保健所の営業許可はいつ申請しますか?
施設の完成後に検査を受ける流れになるため、工事のスケジュールと連動します。申請から許可までの期間は地域によって異なるため、早い段階で保健所へ相談してください。許可なく営業することはできません。
開店前に必ずやっておくべき訓練は何ですか?
仕込みから提供までを実際に通してみることです。特にうなぎ屋では焼きの処理能力が売上の上限を決めるため、1時間に何本焼けるかを事前に把握しておかないと繁忙時に破綻します。
初日の仕入れ量はどう決めればいいですか?
最も判断が難しい部分です。売り切れれば機会損失、余れば高単価食材の廃棄となるため、可能であれば事前予約を受け、確定した数量を土台にしてください。追加発注できる体制を確保しておくことも有効です。
開店初日に完璧を目指すべきですか?
不可能ですし、目指すべきでもありません。安全(衛生・火気)と許認可だけは絶対に落とさない——それ以外は走りながら改善するという割り切りが現実的です。ただし数字の記録だけは初日から始めてください。