シニアの働き方 健康と仕事 2026年版 最終更新:2026年7月1日

60代の体力でも無理なく続けられる仕事10選
健康を保ちながら働く方法【2026年版】

この記事の結論

  • 60代には、受付やマンション管理員、シルバー人材センターの短時間業務など、立ちっぱなしや重い物の運搬が少ない仕事が続けやすいです。
  • いちばん大事なのは、体調に合わせて働く時間や日数を自分で調整できるかどうかです。
  • 腰や膝への負担、長時間の立ち仕事、深夜勤務、暑さや寒さの厳しい環境は、60代の健康リスクになりやすいです。

「まだまだ働きたい。でも、若い頃と同じ体力では続かない」——60代の仕事選びで最も大切なのは、収入だけでなく健康を保ちながら長く続けられるかどうかという視点です。本記事では、体力的な負担が少なく60代でも無理なく続けられる仕事を10種類厳選。さらに、気をつけたい健康リスク、自分のペースで働ける独立という選択肢、健康と収入を両立するコツまで2026年最新の情報で解説します。定年後の仕事全般ではなく、「体力・健康」という切り口に絞ってお届けします。

60代の就労と健康の現実

「人生100年時代」といわれる今、60代はまだ現役世代の延長です。総務省の労働力調査などでも、60代・65歳以上の就業者数・就業率は近年上昇傾向にあり、多くの人が定年後も何らかのかたちで働き続けています。年金だけでは生活資金や趣味・医療費に不安を感じる方も多く、「働ける間は働きたい」というニーズは年々高まっています。

制度面でも追い風があります。2021年4月に施行された改正高年齢者雇用安定法により、企業には「70歳までの就業機会を確保する努力義務」が課されました。これはあくまで努力義務であり、すべての企業で70歳まで働けるわけではありませんが、社会全体として60代・70代が働き続けられる環境づくりが進んでいることは間違いありません。

「働ける年数」より「無理なく続けられる年数」で考える

60代の仕事選びでよくある失敗が、「時給が高いから」「求人があったから」という理由だけで選び、体を壊して長続きしないケースです。大切なのは、目先の条件よりも「この仕事を健康に、あと何年続けられるか」という視点です。60代前半で無理をして体を痛めると、その後10年20年の働き方や生活の質そのものに影響しかねません。

健康と仕事は切り離せない

厚生労働省や各種研究では、適度に働くことが心身の健康や生きがいの維持につながる可能性が示唆されています。一方で、過度な負担のかかる働き方は逆効果になりかねません。つまり60代にとって理想なのは、「体に無理のない範囲で、社会とつながり、収入も得られる」働き方です。本記事はこの「健康を軸にした仕事選び」を一貫したテーマとしています。定年後の仕事の種類や年収相場を幅広く知りたい方は、定年後の仕事の全体像を解説した記事もあわせてご覧ください。

60代が仕事で気をつけるべき健康リスク

体力的に無理のない仕事を選ぶには、まず「どんな負担が健康リスクになりやすいか」を知っておくことが重要です。60代が特に注意したい代表的なリスクを整理します。

1. 腰・膝など関節への負担

重量物の運搬、中腰での作業、階段の上り下りが多い仕事は、腰痛や膝関節への負担が蓄積しやすくなります。若い頃は問題なくても、60代では回復に時間がかかり、慢性化すると仕事そのものを続けられなくなることもあります。

2. 長時間の立ち仕事による疲労

1日中立ちっぱなしの仕事は、足のむくみ・下肢静脈瘤・全身の疲労につながりやすい負担です。「合間に座れる時間があるか」は、60代の仕事選びで意外と見落とされがちな重要ポイントです。

3. 深夜勤務・不規則勤務による生活リズムの乱れ

深夜勤務や早朝勤務、シフトが不規則な仕事は、睡眠の質を下げ、生活リズムを乱しやすくなります。生活リズムの乱れは、体調管理や持病のコントロールにも影響します。できるだけ規則正しい時間に働ける仕事が理想です。

4. 暑熱・寒冷など過酷な作業環境

真夏の屋外作業や高温の厨房、真冬の屋外業務などは、熱中症やヒートショックのリスクが高まります。空調の効いた環境で働けるかどうかも、60代には見逃せない条件です。

持病がある方へ

高血圧・糖尿病・心疾患・整形外科系の持病がある場合は、仕事を選ぶ前にかかりつけ医に相談することをおすすめします。医師の助言をふまえて勤務時間や作業内容を調整すれば、無理なく働き続けられる可能性が高まります。本記事の内容は一般的な情報であり、個別の健康判断に代わるものではありません。

体力的に無理なく続けられる仕事の条件

前章の健康リスクを裏返すと、60代が体力的に無理なく続けられる仕事の条件が見えてきます。求人を探すときや業態を選ぶときの「チェックリスト」として活用してください。

無理なく続けられる仕事の5つの条件

「働く時間の裁量」が最大のポイント

この5条件の中でも、60代にとって特に重要なのが「働く時間を自分で調整できるか」です。体調は日によって変動します。「今日は少し疲れているから早めに切り上げる」「通院日は休む」といった柔軟な調整ができる働き方なら、体力の波があっても長く続けられます。逆に、時間や日数を一切変えられない働き方は、体調を崩したときに一気に続かなくなります。

ポイント

雇われて働く場合、勤務時間の裁量には限界があります。「もっと自由に、自分の体調に合わせて働きたい」という方が最終的にたどり着くのが、次章以降で紹介する「独立」という選択肢です。

60代におすすめの仕事10選(比較表つき)

ここからは、前章の条件を満たしやすい仕事を10種類、体力負担・勤務時間の目安とあわせて紹介します。あくまで一般的な傾向であり、勤務先や条件によって負担は変わる点にご留意ください。

仕事 体力負担 勤務時間の目安 特徴
マンション・ビル管理員 小 日勤・週数日〜 座り仕事中心。巡回・受付・清掃管理
受付・案内スタッフ 小 日勤・短時間可 空調環境。接客が中心で力仕事なし
軽作業・仕分け 中 短時間シフト 座り作業も選べる。単純作業で覚えやすい
シルバー人材センターの業務 小〜中 週数回・数時間 自分の体力に合った仕事を選べる
送迎・配送ドライバー(軽) 中 時間帯を選べる 運転中は座れる。重量物の少ない案件も
事務・データ入力 小 短時間・在宅可 座り仕事。PC操作ができれば有利
塾講師・家庭教師・スキル講師 小 週数回・夕方中心 経験・知識を活かせる。負担が軽い
飲食(昼型・テイクアウト) 中 10〜17時中心 深夜なし。合間に座れる業態も
清掃スタッフ(施設・オフィス) 中 早朝・短時間 短時間で終わる案件が多い
独立・自営(省力業態) 調整可 自分で決められる 営業時間・休日を自分で調整できる

雇用型か、独立型か

上位9つは「雇われて働く」タイプの仕事です。始めやすく責任も軽い一方、勤務時間や日数の裁量は勤務先しだいで、収入も時給ベースで頭打ちになりがちです。10番目の「独立・自営」は、初期の準備は必要なものの、働く時間も休みも自分で決められるのが最大の魅力。体調に合わせた働き方をとことん追求したいなら、独立が有力な選択肢になります。

飲食は「業態選び」で負担が大きく変わる

飲食は重労働のイメージがありますが、実際には業態によって体への負担がまったく違います。一般的に、深夜まで営業する居酒屋や、早朝からスープを仕込むラーメン店は60代には厳しいといわれます。一方で、お店の広さや人の配置を工夫して、合間に座れる時間をとりやすくしている業態もあります。同じ「飲食」でも、選び方しだいで長く続けられる仕事になります。

うなぎ屋での独立に興味がある方へ

席数が少ない小さなお店でも始められる、うなぎ屋での独立という選択肢もあります。加盟条件を知りたい方は、フランチャイズの詳細ページをご覧ください。

加盟条件を見る

自分のペースで働ける「独立」という選択肢

60代の働き方で見落とされがちなのが、「独立・自営」という選択肢です。雇用と独立では、健康を保ちながら働くという観点で大きな違いがあります。

独立には「定年」がない

雇用の場合、契約や定年の壁があり、いつまで働けるかは会社の制度に左右されます。一方、独立・自営には定年がありません。体が動く限り、自分の判断で現役を続けられるのは、独立ならではの大きなメリットです。

営業時間・休日を自分で決められる

独立の最大の魅力は、働く時間を自分でコントロールできることです。「午前中だけ営業する」「週休3日にする」「通院日は休む」といった調整が、上司の許可なくできます。体調に波がある60代にとって、この自由度は健康を守るうえで非常に大きな意味を持ちます。

ただし、業態選びと準備が前提

もちろん独立にはリスクもあります。初期投資や運転資金の準備、集客、経営の知識が必要です。ここで重要なのが、「体力に合った省力業態を選ぶこと」と「未経験でも始めやすい仕組みを使うこと」です。ゼロから飲食店を立ち上げるのは60代には負担が大きいですが、フランチャイズを活用すれば、本部のサポートを受けながら未経験でも独立できます。独立の始め方や資金面については、退職後の独立を解説した記事やセカンドキャリアの記事もあわせて参考にしてください。

ポイント

「独立=重労働・ハイリスク」というイメージは、業態選び次第で変わります。お店の広さ・人の配置・本部が担うことを自分の体力と照らし合わせて選べば、60代でも無理なく続けやすい自営に近づけます。

健康を保ちながら収入を得るコツ

どんな仕事を選ぶにしても、60代が健康を保ちながら長く働くためには、いくつかの共通した工夫があります。実際に長く働き続けている方に共通するコツを紹介します。

コツ1:定休日・休息日を必ず確保する

収入を増やしたい一心で休みなく働くと、かえって体を壊して長続きしません。週1〜2日はしっかり体を休めることを前提に、無理のないスケジュールを組みましょう。休むことも仕事のうち、と考えることが長く働く秘訣です。

コツ2:ピーク時間に集中し、それ以外は無理をしない

1日中フル稼働するのではなく、売上や需要が集中する時間帯に力を入れ、それ以外は緩やかに過ごすメリハリのある働き方が理想です。特に自営なら、忙しい時間帯を絞って営業することで、体力を温存しながら効率よく収入を得られます。

コツ3:省力化ツールを積極的に使う

キャッシュレス決済・タブレット注文・予約管理システムなど、作業を減らすツールを活用すれば、体への負担を大きく減らせます。「昔ながらのやり方」にこだわらず、使える仕組みは積極的に取り入れましょう。

コツ4:重い作業は外部に任せる

重量物の搬入や力仕事は、配送業者や本部の仕組みに任せられるなら任せるのが賢明です。フランチャイズの場合、食材や資材を本部が配送してくれるため、重い荷物を自分で運ぶ必要がほとんどないケースもあります。

コツ5:家族・パートナーとサポート体制を決めておく

体調を崩したときの代役や、繁忙期の応援を、あらかじめ家族やパートナーと話し合っておくと安心です。夫婦でシフトを分担すれば、片方が体調を崩しても営業を止めずに済みます。

コツ6:定期的な健康診断を欠かさない

年1〜2回の健康診断を欠かさず受け、異変を早期に発見できる体制を維持しましょう。健康は最大の資本です。無理なく長く働くための土台として、体のメンテナンスを最優先にしてください。

小さなお店でも始められるうなぎ屋FC(猫家)

60代からの独立先として飲食を考えている方に向けて、猫家のうなぎ屋フランチャイズの特徴を整理します。

小さなお店でも売上を確保しやすい

猫家は店内に加えて、テイクアウトとデリバリー(Uber Eats・出前館など)でも販売します。そのため、席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすいのが特徴です。

未経験でも研修とマニュアルで学べる

飲食未経験でも、うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで教え、うなぎの仕入れは本部が担います。値段はお店ごとに自分で決められます。加盟金は150万円(保証金込み)、ロイヤリティは売上の4%(最初の3店舗はモデルケースとして3%)で、物件・設備費は別途かかります。

まずは、お気軽にご相談ください

猫家は自分のうなぎ屋を持ちたい方を募集しています。
最初の3店舗は、モデルケースとしてロイヤリティ3%です。

まずは加盟条件の確認から。

よくある質問(FAQ)

60代の体力でも無理なく続けられる仕事は?
軽作業・受付・マンション管理員・シルバー人材センターの短時間業務など、立ちっぱなしや重量物運搬が少ない仕事が続けやすいとされます。飲食でも、お店の広さや人の配置を工夫すれば、体への負担を抑えやすくなります。重要なのは「1日何時間・週何日働くか」を自分で調整できるかどうかです。
60代が仕事を選ぶときに気をつける健康リスクは?
腰痛・膝関節への負担、長時間の立ち仕事による疲労、深夜勤務による生活リズムの乱れ、暑熱環境での熱中症などが代表的な注意点です。持病がある場合はかかりつけ医に相談したうえで、無理のない勤務時間・作業内容の仕事を選ぶことが大切です。断定はできませんが、負担の少ない働き方ほど長く続けやすい傾向があります。
60代でも独立・開業はできますか?
可能です。60代からの独立は、雇用と違って定年がなく、営業時間や休日を自分で決められる点が魅力です。ただし初期投資や運転資金の準備、体力に合った業態選びが前提になります。フランチャイズを活用すれば本部のサポートを受けながら未経験でも始めやすく、体調に合わせた運営もしやすくなります。
高年齢者雇用安定法では何歳まで働けるようになっていますか?
2021年4月施行の改正高年齢者雇用安定法により、企業には70歳までの就業機会を確保する努力義務が課されました。これは義務ではなく努力義務ですが、社会全体として60代・70代でも働き続けられる環境づくりが進んでいます。定年後の働き方の選択肢は年々広がっています。
うなぎ屋のフランチャイズは60代でも体力的に続けられますか?
体力的な負担は、お店の規模や人の配置によって変わります。猫家は店内に加えてテイクアウトとデリバリーでも販売するため、席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすいのが特徴です。うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで教え、うなぎの仕入れは本部が担います。持病がある方は、かかりつけ医にも相談したうえでご検討ください。